• テキストサイズ

赤い月…~F.T~

第1章 赤い月…





チュッと音をたて
軽く触れただけの唇


咲希の目を見つめながら離す


名残惜しそうな目で
俺の唇を見つめる





咲「太ちゃん…もっと…」




物足りないといった顔で
俺の目を上目使いで見つめてくる



藤「…咲希ちゃん…もう寝な?ね?」



優しく頭を撫でながら宥める



咲「…や…だ…もっと甘いの
してくれるまで寝ない…太ちゃん…」



潤んでいた瞳をさらに潤ませ
大きな瞳から涙が溢れそうだった





これでも理性を保つのに必死な俺

さっきの軽いキスだけでも
ヤバイのに、もっと甘いの、とか…

涙いっぱい浮かべた瞳で見つめられて
お願いされて、もう、無理…





/ 102ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp