第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
君の中の小さな俺が、
もしも離れることで
完全に消え失せてしまうとしても
俺はまた君の元へ戻るさ。
「お前が俺と一緒にいたい、
そう言って高校までついて来てさ
そん時はびっくりしてん。
けど、ほんまは、嬉しいが勝ってた」
「……だって、」
「ほんまは、知ってたんやろ。
俺がデビューすることも。
家を出てまうことも、ぜーんぶ。
なんで言わへんかったん、
知らんふりして潔く見送る気やったん
まぁ…、駄々こねられたけどな」
そしたらは、
「逆や、全然違う。
ほんまは、すぐ言うつもりやった
行かんといてって言いたかったんや
でもな。うち、見てたんや。
隆兄がおばさん達と祝うとこ。
おめでとぉ、言われてたん…。
バカや思った。うち、行くなって、
取り消しなればええ思った…!!」
でもな、って
は笑って言った。
「今はちゃんと見送る。
おめでとうは言えへんけど…
でも、うち、追いかける。
隆兄のいる芸能界。待っててな」
まだ高校生のが
にひっとイタズラっぽく笑う君。
「…これやからアホは…」
「えへへ」
いつか気づいてくれるやろか。
俺が君を好きだってこと
が居ることで、
俺は夢を叶えたい。
そう思えること
( そんな君が好きみたい ) END