第1章 -only one-
『・・・・』
「ごめん。こんな重い話。」
『違う。そうじゃない。
葵、ありがとう。話してくれて。』
「え?」
『俺さ、なんかあるのかな?とは
思ってたんだよね。気になったけど
言いたくないもあるだろうしって。
でも今日、飲みに言って葵見た瞬間
すげーショックだった。って言っても
夜働いてることがとかじゃなくて。
そんな隠すようなことじゃないのに
言わなかったのは、言わないじゃなくて
言えなかったのかなって。言いにくい
状況を作ってたのかなって。
信用して話せる関係を作ってあげれて
なかったんだなって。悔しかった…
だから、今こうやって話してもらって
すげー嬉しいw』