第1章 -only one-
あれから1週間
二人は毎日連絡を取り合った
電話したりメールをしたり
内容はその日あったことなど
些細なことだったが
二人の距離は確実に縮まっていた
明日は久しぶりに仕事が夕方まで
(葵、明日暇かなー。電話してみよ。)
ーー♪ーー
「もしもし♪」
『もしもし♪葵?
俺、明日夕方までだから
暇だったらご飯行かない?』
「あー、ごめん。明日だめなの。
どうしても外せない用事があって。」
『そっかー。用事終わるの遅くなる?
次の日、夕方からだから
俺も遅くまで起きてると思うし。』
「うーん…夜中になっちゃうかな。」
『そっか、そっか。じゃあ用事終わって
もし暇だったら連絡して?』
「うん、わかった♪」
『じゃあ、またねー♪』
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