第12章 待ち時間のカタチ
控室で、決まった位置の椅子に座ってタブレットのページをめくってる翔ちゃん、はっけーん。
後ろからこそっと覗く。
何見てんのかなー、っと('◇')
雅紀 「翔ちゃーん。」
翔 「うっわっっっ!!!!」
雅紀 「え?そんな驚く?(゚Д゚;) 何見てんのー?」
翔 「何でもねーよ!!」
サッと裏返しにして、タブレットの画面を隠す。
そんなことしたら余計に気になるじゃんねー(笑)
雅紀 「翔ちゃん、怪しすぎるんだけど(笑) 何?アクセ?女物?」
タブレットをスイッと取り上げてみたら、ブレスレットが幾つか並んだ画面。
翔 「何でもないって言ってんだろっ!おまえ、勝手に見んなよっ(怒)」
雅紀 「ブレスレットか~。コレ、可愛いなー。カノジョがしてたら可愛いなー('◇')」 (←聞いてない)
翔 「・・・・・・・・どれ?」 (←つられた)
雅紀 「コレコレ。こっちもいいなー('◇')」
翔 「・・・・・・・・ふーん。」
雅紀 「カノジョに探してんの?」
翔 「ちげーよ。」
雅紀 「あ、舞ちゃん?」
翔 「え?あ、そうそう。ちょっと大変な仕事頑張ったから、褒美くれってさ。」
雅紀 「舞ちゃんにか~。コレなんて似合いそうじゃない?('◇')」
翔 「ふーん。・・・・・・こっちは?」
雅紀 「舞ちゃんには、ちょっと大人っぽくない?こっちのが可愛い~('◇')」
翔 「そか。参考にするわー。」
雅紀 「一緒に選びに行ってあげよっか~?うひゃひゃ(笑)」
翔 「ノーサンキューです!」