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ふたりのカタチ
第11章 自己嫌悪のカタチ
枕の辺りに手を伸ばして、携帯を探す。
さっきこの辺に・・・・・・ない。落ちたかな。
ベッドの下を探ってみる。
あった。
携帯の時計を見る。
もうこんな時間。
ここを出なきゃいけない時間まで、あまり間がない。
息を吐いて、気怠い体を起こす。
下着を拾い上げて、バスルームへのろのろと歩く。
櫻井くんはうつ伏せになって動かない。
・・・・・・寝たのかな。
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