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カゲプロ 短編(?)集

第3章 遅くなりました キドさんバースデー!!


「キド!誕生日おめでとうっす!!」
「キドおめでとう!」
「キド!誕生日おめでとう…!」
「団長さん!お誕生日おめでとうございます!」
『キドさんおめでとうございます!』
「おめでとう。」
「キドさんおめでとう!」
「…おめでとう。」

全員が一斉にクラッカーを鳴らした。
もちろん、僕も。

「…お、おう……まさか、覚えてたのか?」
「キド、僕たちが忘れてるとでも?」
「覚えてるに決まってるじゃないっすか!」

ユアがさぁさぁと中に入れる。
何気なくキドに王冠的な感じのやつをかぶせていたり。
中はいつもそっけない感じではなく、
きれいに飾り付けられていた。
テーブルには、料理が並んでいた。
いくつかだれが作ったのかわかるやつがあるのは
見ないふりをした。

「これは、ユアが計画してたんすよ。」
「ユア?」
「そ。1回やってみたかったんだよねー。」

ユアが笑って言う。

「年1回の大切な日なんだしさ。盛大に祝おうよ。」
「…そうだな」

キドがうなずく。
若干泣きそうになっているのは気のせいだろう。
今はからかわないでおく。…今は、だけどね。
こっそり写真に撮っておいた、
また1つ思い出が増えた。

「…これ作ったの誰だ。」
「わ、私!」
「意外とおいしいぞ。
ただ、もうちょっと塩は減らした方がいいな。」
「団長さん!私が作ったのはどうですか!?」

全員が楽しそうに騒ぐ中、僕は少しさみしそうに笑って、
2階へと上がっていくユアを見逃さなかった。
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