第3章 遅くなりました キドさんバースデー!!
<キドside>
12月31日。
俺たちはみんなで年越しパーティーをしていた。
ユアがきてから何かとパーティーが多くなった。
今もユアはカノやお姉ちゃん、コノハと
チョコレートの食べ比べをやっている。
「もぐもぐ…ふっ…カノまだまだだね。」
「ユアが速すぎるんだって!!」
「もぐもぐ…」
「お、おそろしいですね…。」
「どんだけ食べるんすか…?」
キサラギとセトが呆れていた。
ヒビヤとマリーはもう寝ている。
たぶんカウントダウン前には
ユアに強制的に起こされるのだろう。
そういう俺も実はかなり眠い。
しかし、俺が寝てしまうと大変なことに
なってしまいそうなので、こうして起きている。
念のため、おせちと明後日の飯は作っておいた。
「…そうだった。まだ残ってる……。」
「ん?キドどうしたの?」
ふとした拍子にこちらを見たカノが尋ねてくる。
眠くないのだろうか。
「ちょっとやり残したことがあってな。」
「ふーん…」
うなずいてまたチョコレートを食べ始めた。
まだ食べるのか…。
っていうかこれいくら食べても減ってない気がするんだが。
いったいどれぐらいあるんだ…?
「よし…これはもう良さそうだな。」
去年まではおせちなんて作っていなかった。
でも、ユアはおせちを知らないみたいだし、
丁度いいから今年から作ることにしたのだ。
あいつらにはまだ教えてない。
サプライズというやつだ。
明日になったら出してやるつもりだ。