第6章 告白

「日吉！！なにやってんねん！！！！」
「「？！」」
声のするほうを見てみるとそこには、
侑士くんがいた。
「ゆ、侑士くん…。」
「忍足さん…。」
「はよ、のかんかい！」
「すいません。」
そう言って日吉くんは体を動かした。
「日吉、なんであんなことなっとったんや？
リンちゃん、すごいビビっとる顔しとるやないか。」
「…。」
「なんか、喋れや！！！」
侑士くん、すごい怒ってる…。
「違うの侑士くん。私の目にゴミが入ったみたいだから見てもらってたの！」
「そんな嘘つかないでくださいよ。俺が、田中さんのこと好きだったって言っただけです。そんなに怒らないでください。」
「そんだけやったらリンちゃんは、こんなビビらんでもええんちゃーうんか？」
「…ﾁｯ。他にもいろいろ言いましたよ。その内容は、本人から聞いて下さい。俺は、もう帰ります。」
日吉くんは倉庫から出て行った。
「日吉！！ったく、あいつもほんまアカン奴やなぁ。
明日会ったら覚えとけよ。それより大丈夫かいな。」
「うん。大丈夫だよ。」
「日吉となにがあったん？？」
「最初に言うけど、日吉くんはなんにも悪くないよ！
私がしっかりしてないから…。だから、日吉くんには怒らないでね。」
「リンちゃんがそんなに言うならわかったわ。で、なんや？」
「日吉くんと話してたのは、その…ゆ、侑士くんのことなの…///」
「俺の事？！なんや、二人で俺の悪口言うとったんか？」
「違うよ！あの、私ね…侑士くんのことが好きなの…///」
「えっ？！ほんまか、それ？」
「だから、日吉くんに相談に乗ってもらってたの…///」
「そうやったんか…。」
「だから、日吉くんは何も悪くないの。」
「リンちゃん、その前に言うたこと言うてくれる？」
「日吉くんに相談に乗ってもらってた？」
「ちゃうちゃう。そっちじゃなくて、俺の事どう思っとるって？」
「侑士くんのことが好き…///」
「嘘ちゃーう？」
「うん///」
「ﾊｧ…。先に言われてもたかぁ…。」
「？」
「俺もリンちゃんのこと好きやで。」
えっ？なんて…？
「なにをそない驚いた顔してんねん。というか、前々から俺の行動見とったら気付いとったやろ？！」