第1章 御堂筋翔
「そんな反応するくらいやったら最初っから素直にしとけばえんやで?」
私は翔くんに一生敵わない気がした。
「はい…。」
私は大人しく返事した。
「じゃあ、次は君からキスしてや。」
翔くんはそう言って私の唇、ギリギリまで顔を近づけた。
「早よキスしてや。」
お互いの唇が届くか届かないかの距離で翔くんは話した。
翔くんの息があたって余計ドキドキした。
「ちょ、ちょっと待って!」
「なに?」
「顔、近いよ///」
「キスするならこのくらいの距離やないと届かんやろ?」
翔くんは早よしてやって言うから、私はぎこちなくキスをした。
心臓は今にも破裂しそうなほどドキドキなっている。
「君も頑張ればできるやん。」
「かなり、頑張ったよ…///」
「ふーん…。じゃあ、今日はキスだけで許しといたるわ。」
「今日は????」
私はなにか、嫌な予感をしながら聞き返したら。
「今度はキス以上なことしよな。」
翔くんは妖艶な笑みで言った。
それを見て、私はまたドキドキした。
自分ばっかりドキドキさせられるのは不公平な気がするので次は私も翔くんやドキドキさせれるようなキスがしたいなと心に決めた初めてのお家デート。