第1章 出会うまで
あぁ、また今日も一日が始まる。
唯一ある窓をただ眺めて、動きが制限される拘束を何とも思はなくなったのは、いったいつからだっけ。
一日中ぼぉっといるのは、呼吸するだけの人形と同じだ。
「死にたい、なぁ。」
もう何回願っただろう。
なんで私はまだ生きてるのだろう。
あぁ、でも。
どうせ死んでしまうなら、もう一度あの子に会いたい。
赤色が似合う、不器用で、臆病で、それでいてひどく優しいあの男の子に。
「会いたい、シンタロー君…」
それは、一人の少女が望んだ、たった一つの願い。
その願いがかない、少女と少年が出会うまで、あと少し。