• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第39章 キセキの崩壊




それから最後尾をずっと歩いていた彼は下を向いて歩いていたせいか、落し物に気づいて屈んだ。そんな彼に気づいた緑間は「どうしたのだよ黒子」と聞いた

すると「生徒手帳です。先ほどすれ違った高校生の人達の、たぶん隣の第一体育館に行っていると思います。戻って届けてきてもいいですか?」と赤司に同意を求めた

赤司は
「わかった。この後ミーティングだ。早く戻れ」と言ってから桃井も着いていくように指示して、遅くなるようなら連絡するように言っていた

しかし彼らが体育館に着いた時には試合は既に始まっていた



桃井
「これじゃ渡せないね…どっか係の人に後でかわりに渡しておいてもらおっか…」


黒子
「…」


桃井
「…テツくん?」



彼女の声に反応しない彼は誠凛対霧崎第一の試合を見ており、ハイタッチを交わす姿等を本当にただ、見ていた



桃井
「なんか…いいチームだね…」


黒子
「…はい。きっとあの人達はバスケに全力で取り組んでいて、バスケが大好きなんだと思います
いいなぁ…と、思います」



そう眉を下げながら言った黒子は少し黙ってから「行きましょう、そろそろ戻らないと」と言ってから「学生証は桃井さんの言う通り他の人に渡しておいてもらいましょう」と言って会場を後にした

その後、その高校生のチームは主力のケガにより敗退。帝光は昨年をはるかに超える大差で全中出場を決めた




/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp