第27章 祝勝会と外国人
黒子
「おいしい…かもしれないです」
「「食ってる!!?」」
木吉
「…いける」
「「マジで!?」」
小金井
「あり?こーゆーフルティーなかんじいいかも」
伊月
「確かに…先入観なしで食べればこれはこれでいけるな。ちゃんこじゃないが…」
日向
「じゃ。じゃあ…」
ぱくっとちゃんこ鍋から取ったものを食べた。すると彼に衝撃が走り、日向先輩の目の前で監督はえっへんと誇った顔をしていた。そして日向先輩は「うまい…です」と美味しいことを認めた
食べ始めたみんなにお茶を配ってから一緒に食べていると、火神がベランダに行くのが目に入り、それを追いかけた
火神
「…ふぅ」
黒子
「どうも」
火神
「うわぁあ!」
火神
「テメ…いつから…」
黒子
「さっきからです」
火神
「くっそひさしぶりだなこの感じ…」
名前
『テツヤ、火神』
火神
「うあぁああ!!」
お前驚きすぎだろ。と思いながら火神の横にいるテツヤの横に立った。するとテツヤは少し下を見ながら隣にいる彼に「火神くん…」と話しかけていた
そんな彼の声を聴いていると胃の辺りが眠たくなってきて、テツヤに気づかれないようにそっと倒れた。少し残っている意識の中、彼らの様子を見ていた
黒子
「今日は…ありがとうございました」
火神
「…はぁ!?なんだよ急に!?」
黒子
「…わかりません。試合が終わってみんなでごはんを食べてて…ただそう思ったんです。火神君に会えて、本当に良かった」
火神
「ったく…!!あいかわらずこっぱずかしいコトしれっと言うなテメーは!!
それにそんな気楽なこと言ってらんねーぞ、WCは始まったばっかだ…にもかかわらず、誠凛はほぼすべての手の内さらけ出しちまった
この先奇襲の類はまず使えない。今日よりも厳しい戦いが続くはずだ」
黒子
「じゃあ強くなるしかありませんね、もっと」
火神が「ああ…そうだな…」と返事した瞬間に上にテツヤの体が揺れ、彼が受け止めるのを見守りながらそっと目を瞑った