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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第26章 『ゾーン』





日向
「諦めるか!!あと5分だ死んでもくらいつくぞ!!」



青峰の圧倒的強さを前にしても誠凛は諦めず、点を返してきた。今吉はその事を元々分かっていたようで、青峰は「いいねぇ…そうこなくちゃ…」と言いながらボールをぶん投げた
ぶん投げたにも関わらずシュートは入り、今吉は彼を見ながら「それでも最強は、青峰や」と言っていた

黄瀬は近くに黒子がいるにも関わらず決めた青峰を見て、何かに気づいたようだった。それは笠松も同様であり、説明のようなものを始めた



笠松
「ゾーンに入ったことでオーバーフローを使ったシュート精度ダウンも効かなくなっている…全てにおいて圧倒的だ。もはや青峰を止める術はない…!!」



残り4分強になったところで火神は日向へと話しかけ「青峰と1対1でやらせてくれ…です」と言った
ちょうどそこで誠凛はT.Oを取り、その話を聞いた他のみんなも驚いていた



小金井
「もう3人がかりでも止められない化物だぞ!!なんか勝算でもあるのか!?」


火神
「いや…ないっす」


小金井
「ええっ!?」


火神
「…けどやる。今さら「キセキの世代」相手に1人で戦うつもりはないし、もしそれがチームのためなら喜んでベンチにだって入る。それでも青峰だけは、俺が1人でやらなきゃダメなんだ」



その言葉を聞いた黒子は目を見開いてから、青峰に拳を拒否された時の事を思い出して目を伏せた。そんな彼を見越してか、名前は黒子の頭を優しく撫でてニコリと笑った

日向は少々悩んでいたようだったが、「わかった」と声を出し、火神の首に腕を回した



日向
「2分やる。エースはお前だ好きにやれ。その間俺らが全力でくらいつく。託すぜ火神…!!」










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