• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第26章 『ゾーン』





青峰
「(桐皇学園…か、実績は…ここ数年で急成長してるトコか)」


今吉
「お、来た来た、青峰くん…やろ?」


青峰
「…誰だあんた?」


今吉
「今吉翔一、よろしゅう。ついさっきスカウトに来た桐皇の主将やらしてもらっとる」


青峰
「ああ…」




応接室をでてしばらく進むと今吉が立っており、会話を交わした青峰は関西弁…と思いながらなぜここにいるのかを聞くためなのか「で、何?」と問いかけた



今吉
「ウチは全国から優秀な人材のスカウトに力を入れとってな、特に「キセキの世代」なんて呼ばれるキミらはノドから手がでるほど欲しい選手や。どうしても1回見たかったんや」


青峰
「…ふーん。で?なんかわかったかよ?」


今吉
「…そうやなーま、思った通り…ちゅーか思った以上に繊細すぎるわ自分。桐皇にくるのはやめた方がええな」


青峰
「…あ?」


今吉
「ここ最近のビデオ見してもろたわ。自分の勝利を確信しとる反面、心のどこかで負けたい思てプレイしとるな
あまりに突出した力を持ってしまったゆえの孤独、しれが耐えられんからこそ望んどるんやろ?自分と対局…もしくは自分より強い相手を
けど残念ながらそんな望みは他のだーれも望んでへんねん。だからこそ監督も判断を保留にした。桐皇は特にそんなこと望んどらんからな

ちゅーわけで…最強でいる覚悟ができたら、入れたってもええで」


青峰
「…おもしれーなアンタ…考えとくわ」



今吉の話を聞いた青峰はかはっ…と自嘲したような笑いを浮かべてから、今吉にそう言った

青峰の記憶では以上のやり取りがあり、桐皇学園に入ったのだと推測された










/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp