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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第20章 霧崎第一高校





「試合終了ー!!」


「誠凛高校…ウィンターカップ出場決定ー!!」


笠松
「来たな、誠凛」


黄瀬
「ッスね…」



最後まで手を緩めなかった誠凛は勝利し、WC出場の権利を取得した

それぞれが喜びを見せる中日向は木吉とようやくハイタッチを交わし、それを見ていた相田は涙を流した

またその様子を見ている霧崎第一は放心状態のようになっており、花宮は誠凛の方へと歩み寄った



花宮
「負けだよ誠凛…あと木吉…今まですまなかった…なんて言うわけねぇだろバァカ
俺の計算をここまで狂わせたのはお前らが初めてだ…一生後悔させてやる…次は必ず……つぶす…!!」


木吉
「花宮…お前が最後に見せたシュート…やっぱすごい奴だと思ったよ。またやろーな」


花宮
「……ふざけやがって…クソッ…クソォオオ!!」



花宮が何思ってか叫ぶ中、桐皇学園が集合しているベンチでは青峰が立ち上がって出口へと歩き出した

もちろん歩き出した青峰に桃井がまだ秀徳の試合が終わってないと止めたが、緑間が負けるわけねーだろ。と言った



青峰
「どいつもこいつもトロトロしやがって……待ちくたびれたぜ」



そう言った青峰の口元は笑っており、そんな彼を見た桃井は唖然としていた

その頃秀徳は109対81で勝っており、緑間は黒子が勝ったことを確認し、高尾からパスを受け取った



「試合終了ー!」


「秀徳高校、WC出場決定ー!!!」



こうして無事に秀徳もWC出場を決めたところ高尾は跳び跳ね、緑間は口角を上げた

その頃桐皇学園はもう興味がないのか帰ろうと出口へ向かって歩いていた



桜井
「青峰さん…笑ってましたね」


今吉
「今日の結果のイミを考えたら当然やろ、ガラにもなくワシもテンション上がってきたしな」



そう言っている今吉も口角を上げて笑っており、青峰と同じ心境であることがわかった

その頃誠凛高校の控え室ではそれぞれが帰る準備をしていた



相田
「じゃあ帰るわよ!みんな準備はできた?
ってアレ?黒子くんは?」


降旗
「あ、今火神が探しに行ってます。名字さんもいないらしくて…」


相田
「ったく毎度フラフラフラフラ……」


木吉
「まあ…黒子の気持ちもわかるけどな。とにもかくにもこれで…いよいよ始まるわけだからな」










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