第20章 霧崎第一高校
「うおおおきたぁー!!」
「誠凛3Pー!!」
黄瀬
「やれた!」
笠松
「折れなかったな」
伊月
「(…日向!!負けてらんないな。俺も…!!)」
日向に闘争心を持ったのか伊月は花宮のマークを強め、彼をその場に留めることに成功した
そこに後ろから黒子がやって来て花宮の持っていたボールをカットし、日向へとパスを出した
受け取った日向はシュートのモーションへ入ったが、古橋が跳んだのを見て中に居た伊月へとパスを出し伊月はシュートを決めた
「決まったー!今度は中だ!」
「ノッてきたぞ誠凛ー!!」
山崎
「くっ…」
黄瀬
「こりゃあ行くッスね」
笠松
「外が入るようになって中も生きてきた」
桜井
「…すごい」
今吉
「こうなった時の誠凛を止めるのは、ちょっとナンギやで」
後も霧崎第一は意地を見せたのか中から決めたが、日向はすぐに取り返すぞ!!と渇を入れた
それを見ていた相田は去年木吉の病室で話した内容を思い出していた
相田
「ええ!?日本一!?また日向くんにしては大きくでたわね
(本当は盗み聞きしちゃったんだけど…)」
木吉
「こうかな?できると思うぜ」
相田
「何よ、ずいぶんと自信あるわね?」
木吉
「いや自信とゆうか…カンだけどな」
相田
「は?なにそれ…!?」
木吉
「けど…このチームは強くなる。そんな気がするんだ」
木吉の言ったことが当たったのか否か、実際火神や黒子が入ったこと、2年生も進化した
そんな張本人である彼らはどんどん攻めていき、日向は再びシュートを撃ちまた綺麗に決めた
「逆転…誠凛逆転ー!!!」
「ちょっとやそっとじゃ止まんねーぞこの勢いは!!
誠凛強いー!!」
「完全に勢いは誠凛だ…!!WC出場は目の前だぞ!!」
山崎
「くそっ」
古橋
「(4番の3Pもやっかいだが…この流れを作ったのはやはり奴だ…「キセキの世代」幻の6人目…!!)」
霧崎第一の選手がそれぞれ焦りを見せる中、花宮は1人やる気なく突っ立っていた
その表情からは、何も読み取れなかった