第20章 霧崎第一高校
古橋
「ふうん、ずいぶん好戦的な眼だな。まだ始まったばかりだぜ?肩の力抜けよ」
日向
「(なんだコイツ死んだ魚みてーな眼しやがって…去年はいなかった)」
その頃古橋と日向がやり取りをしていた。そこへ伊月から声がかかった所で古橋が花宮のパスを受け取りに走り出した
彼を追いかけようとした日向を原が荒っぽいスクリーンで止めた
そのことによってフリーである古橋は3Pシュートを撃ったがリングに当たり外れ、力を抜きすぎたか?等と呟いていた
火神
「よしっ…!?っこの…!」
木吉
「(足を…クソッ、審判の死角か…!)」
リバウンドを取りに行こうと跳ぼうとした所火神の足は原に踏まれており、動くことが不可能だった、
そしてその後、わざと火神の頭にぶつけるように肘をはって振り回してきたが、彼はギリギリの所で避けることができた
残念ながらそのリバウンドは原に寄って入れられて、2対2となってしまった
火神
「~くっそ、あのヤロー!」
伊月
「落ち着け火神!カッカするなよ!」
日向
「(つっても火神じゃなくてもムカつくぜ。ここまであからさまにつぶしにくるかよ!?)」
黒子
「……」
黒子が火神のことを見つめている時に、ベンチでは霧崎第一のデータを見ていた
そのデータにはこれまでの全試合で彼等のチームと戦った所には必ず負傷者が出ている。ということが書かれていた
だが秀徳が戦ったのは2軍のため負傷者がでなかったのは良かっただろう
相田
「けど去年は普通の強豪校だったはずよ。花宮くん達2年生が主力になってからあからさまにふえてる
去年の鉄平のことといい…どっちにしろ名前とは正反対のくそヤローね、花宮真」
再びリバウンドの時には火神の時と同じく木吉は足を踏まれており跳ぶことができなかった
そのため古橋がとったところ、日向の頭へと肘を振り回してきた。が、それを木吉がギリギリ肘で守った
木吉
「ここらコートの中だ。ちゃんとバスケでかかってこい」
古橋
「……してるけど?」
花宮
「惜しいっ、もうちょいであのメガネくんつぶせたのになぁ。邪魔すんなよ」
伊月
「木吉…大丈夫か?」
木吉
「俺がけがするだけならいい…だが…仲間を傷つけられるのはガマンならん…!
花宮ァ、お前だけは、必ず倒す!」