第29章 ホワイトクリスマス
直樹と私と拓センパイと誠と悠斗の写真。
これは少し前にちょっと機会があったから、その記念写真・・・みたいなものだ。
拓センパイは私に抱きつくしそれを誠が救助しようとするのを直樹がふざけて、まぁ大惨事になる数秒前、といったところの画像だ。
・・・詳しいことはまた機会があったら話そう。
しかし、そのたった一枚の写真、それが・・・まさか、
この問題の糸口ー・・・しかも絡まりやすい問題、いや、爆弾に変わるとは思わなかった。
優菜はそれを一瞥すると、顔色を変えて、
私の肩を強く握り私を揺さぶった。
優菜 「これ!この人だよ!!誰!?なんでみゆきしってるの!??」
まさか・・・・誠、が・・・・
優菜・・・・・の・・・・好きな・・・・人・・・なの?
息を呑んだ。