第5章 止められない想い。【裏要素あり】
「悠……好き……大好き。」
私は自分から彼の唇に口づけをする。
軽く触れて、離れると優しい目をした悠と目が合った。
悠「……だめ。それじゃ、足りない。」
再び距離が近づき、唇が重なる。
先程までとは違い、深く何度も角度を変えながら。
「んっふぅ………はぁっ」
途切れ途切れに熱い吐息が漏れると、彼の私を抱きしめる腕に力が入った。
私が薄く口を開くと、彼の熱い舌がするりと入り込み、私の舌に絡み付き、吸われる。
甘く深く、絡まりあうとピチャピチャと厭らしい水音が響き、私の脳内を溶かしていく。
どうしてこんなに…… 悠とのキスは気持ちイイんだろう……///
ぽうっとする頭で考えていると、彼の顔が離れ、名残惜しいかのように唾液の銀糸が繋がっていた。
「あっ………はぁ、はぁ…… 悠……///」
私の体は再び熱が疼き、蕩けた目で彼を見つめていた。
また彼と繋がることを期待しているかのようにーーー
私を見る悠がごくりと息を飲むと、ふっ、と困ったような笑顔を見せた。
悠「………そんな顔されると……また、シたくなんだけど………」
彼は私の頭を優しく撫でてくれる。
私はその手を掴み、自らの胸に当てた。
悠「…… 花音?」
「……わ、私……もう一度…… 悠と………繋がりたい………よ///」
自分のやってることが恥ずかしいことだってわかってる……
でも、私も同じだって……
悠に伝えたいから___
目の前の悠が優しく微笑み、再び私に唇を重ねた。
唇から熱が離れると彼は私の手を掴み、甲へとキスを落とす。
悠「………仰せのままに。……俺の、お姫様…?」