第43章 サプライズデート 〈山口忠〉
*忠
飲み物もらえてを買って
朱鳥ちゃんの待つベンチに戻った。
けれど朱鳥ちゃんの前には二人組の男子が立っていた。
まさかナンパ?
そう、思ったら俺は
考えるまもなく朱鳥ちゃんの前に立った。
忠「あ、あの!俺の彼女に何の用ですか?」
そう言ったら
朱鳥ちゃんも含め三人は
キョトンとした顔をした。
と、
朱鳥ちゃんが顔を赤くして俺の腕を掴んだ。
「ち、違うの!道聞かれただけだよ…!この人たちこの辺詳しくないみたいで…!!」
俺は一気に恥ずかしくなって二人に頭を下げた。
忠「…えっ!!?ご、ごめんなさい俺つい……!!」
男1「いいよいいよ!俺らこそ勘違いするようなことして悪かったな。こんな可愛い子なら心配にもなるよな!」
男2「大事にしてやれよ!」
彼らは
笑って俺の肩を叩いて
去っていった。
忠「え……っと本当ごめんね?」
改めて朱鳥ちゃんに謝った。
けど朱鳥ちゃんは微笑んで
「なんで謝るの?!ちょっと恥ずかしかったけど凄く嬉しかった!」
って言ってくれた。