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終わりなき運命(さだめ)【桃源暗鬼】

第2章 日常消滅


「太田川莉愛………お前は”姫”という存在だ」

『ひ、め??』

「通常昔から50年〜100年に一度は現れていた姫。前の姫がいなくなれば次の姫が生まれる……はずだった。でも前の姫がこの世からいなくなって次の姫が200年以上現れてなかった。姫は………鬼と桃太郎どちらからも狙われる存在…………」

『鬼と桃太郎が存在するんだ………そもそもなんで姫が狙われ…………』

「姫はこちら鬼側も桃太郎側も欲しくてたまらない存在……………最終的にどちらか選んで、選ばれた方はさらに力を増すそうだ…姫の加護の力で…話によるとな」

『………………』


頭が追い付かない。鬼?桃太郎?姫?選ぶ?その姫っていうのが私?

普通に今まで楽しく生活しててなんで………

話によると姫ってわかるようになるのは16〜18ぐらいらしい。なんでわかるようになるのは普通の人間の血と比べるとかすかにだが甘いにおいがするらしい。病院とかで血液検査する時に桃太郎側と連携している病院がいくつかあり、この年ぐらいの女子の血液を調べて………というらしい。

見た目は人間だし、人間ではあるけど人間に近くてある意味遠い存在な姫……………。

選ぶのは時がくればわかる、らしい………。最悪数年は大丈夫らしいが。


『っ……………なんで……どうすればいいんですか私………………両親は?友達は?』

「行方不明、という事になるだろうな………もしくは姫の力で記憶から消されるか……」

『………………』


残酷すぎる。突然姫って言われてよくわからないのに。運命って思って受け入れるしかないのだろうか。そんな簡単に受け入れるわけがない。


『っ………………ううっ……………』

莉愛は泣いていた。

『やだ………………』

「これは受け入れるしかないお前の運命だ」

「こらこら無人くん言い方〜」

「校長」

『!?』


誰だこの人!?なんかかぶって………体全体!?


「太田川莉愛さんだね?羅刹学園の校長だよ。これから色々大変だとは思うけど同じ境遇の子も多いから…………年も近い子も多いのでその子達とこの学園で学んでいってほしいかな」

『はい……………』


一応学校には通えるんだ…キラキラ女子高生ライフにはほど遠そうだが。
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