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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第16章 雄英文化祭編


「な、何だ、この人数は!?」

その一部始終を教室の後方から眺めていた峰田と上鳴は、そろって感心したような声を上げた。

「おいおい、すげえな……。ミスコンに出たわけでもねえのに、この人気っぷりかよ」

「文化祭のライブで完全に火がついたんじゃね?あの歌声にあの美貌だぜ?そりゃ話してみたくもなるって!」

「いや、でも十何人も追いかけてくるのはやべえって。アイドルかよ!」

二人が好き勝手に話している間にも、廊下の生徒たちは飯田の前に集まりつつあった。


おもちは飯田の背中から申し訳なさそうに顔を出す。


「ごめんなさい。こんなに大勢の人に追いかけられるのは、ちょっと困るわ……」


その声には、相手を責めるような響きはなかった。
むしろ、自分に会いに来てくれたこと自体は嬉しいけれど、どう対応すればいいのか分からない。そんな困惑がにじんでいる。


それを聞いた飯田は、眼鏡の位置を直すと、一歩前に出た。

「皆さん、少し落ち着いてください!」

よく通る声が廊下に響き渡る。

「彼女が困っているのは、皆さんにもお分かりでしょう!文化祭での活躍に感銘を受けたことや、話をしてみたいという気持ちは理解できます。しかし、相手の意思を尊重することも大切です!」

飯田は両腕を広げ、彼女を背後にかばうように立った。

「大勢で一斉に押しかければ、誰だって困惑します!今後はこのようなことを控えていただきたい!」


さすがは風紀に厳しい飯田である。


その真っ直ぐな訴えに、押しかけていた生徒たちも次第に我に返った。


「あ……ごめんなさい」

「確かに、ちょっと騒ぎすぎたかも……」

「すみません!文化祭、本当に素敵でした!」

「ありがとう。そう言ってもらえるのは嬉しいわ」

おもちは飯田の背後から顔を出し、柔らかく微笑んだ。


「でも、今はお昼ご飯を食べに行きたいの。ごめんなさいね」


その笑顔に、何人かの生徒が思わず息をのんだ。

「……やっぱり、めちゃくちゃ綺麗だな」

「笑った顔、反則だろ……」

落ち着きを取り戻したはずの廊下に、再び小さなざわめきが広がる。


飯田が「だから、皆さん!」と再度注意を促そうとした、その時だった。
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