第32章 取り調べ(2) ※
久しぶりに零が家にいて、楽しそうに笑っている。
長い間いなかったから、なんだか胸がじーんとなった。
何の後遺症もなく、前のように過ごせているのが本当に奇跡的。
風見さんの言うとおり、人並外れた強さのおかげ…?
「取り調べはおわった?もう解放してもらえる?」
「ん?あぁ、最後に一つだけ確認しておきたい。」
「うん、なに?」
「服、脱いで。」
「……は?」
「ずっと気になってたんだ。
なんで昨日も今日もハイネックを着てる?
は首に密着する感覚が嫌なんじゃないか?無意識だと思うが、何度も首元を引っ張ってる。苦しいのになぜわざわざ二日も続けて?」
「あ、えっと…何でって…言われても……」
「……さすがにこれは嘘もつけない?
嘘を言っても脱いだら終わりだからか?」
「…………私は…、零を裏切るようなことしてない。」
「そうだな。分かってる。の意思は疑ってない。信じてるよ?
だが、赤井の行動は信用できない。
の同意なんかなくても押さえつけることくらい簡単にできる。」
そう言うと、私の両手首を掴んでソファに押し倒し、頭上でひとまとめにされた。