第31章 取り調べ(1)
「うっ…聞きたくない。自分の性癖を晒されてる気分っ!」
「はははっ。なんだその発想。別に性癖とは言ってない。
せいぜい、後ろだとすぐイクくせに、好きなのは正常位だとか、
繋がってるときは抱きしめていないとすぐ寂しがるとか、
激しいと気持ちよさで泣くわりに、優しくする方が圧倒的に幸せで嬉しそうだとか、その程度のことだから。」
「わーーーーっ!!ちょっと!!!
言わなくていい!気付かなくてもいい!
そこまで把握されてると思わなくて今ドン引きしてるからね!?」
「あれで気付くなって言う方が無理だろ。」
「もう!分かってるならなんであんまりふつうにしてくれないの!?」
「ん?つい、かな。色んなを楽しみたいし。
でも途中で一回くらいは正常位でしてるだろ。いや…そうでもないか。
普通にして欲しい?」
「え?楽しむ…?あ、たしかに零は楽しそうだよね。ごめん、私にはその感覚なくて。
うん、普通にして欲しい。これからは普通にしてくれるの?」
「………無理かな?」
「え?じゃあなんで聞いたの!?
逆に何でそんなに普通を避けるの!?」
「はははっ。“ふつうにしてほしい”が顔に出てるから意地悪したくなる。」
「もう!性格に難ありだなっ!」
「性格悪い僕は嫌いか?」
「聞かないで!!めちゃくちゃ好きに決まってるでしょ!!!」
「はははははっ!やばい、最高だな。」