第28章 地獄から天国
ピピッ…
カチッ
「はぁ───……また、この夢か」
ベッドから出てキッチンで水を飲み、心を落ち着かせる。
もう忘れたい…………
「トレーニング行くか」
自宅に戻りシャワーを浴びてからキッチンへ向かった
「おはよー、トレーニング行ってたの?」
「おはよう、。
睦も、もう起きたのか。ははっ、バタバタさせて機嫌がいいな」
ベッドメリーを目で追いかけながら、掴み取ろうと手足をバタつかせて頑張っている。
「ふふっ。零と一緒でトレーニングしてるんじゃない?反射神経とか動体視力とか」
「頑張り屋だな」と、くすくす笑いながら愛しい我が子を優しく抱き上げ、「おはよう。りく」と声をかける。
トレーニングの邪魔をしてしまったようで、きょとんとした顔で僕を見る。
「くっ…やばいな、可愛いすぎる。この表情がにそっくりだ」
「ふふっ、そんなはずないでしょー?まだ二ヶ月だし、顔は変わってくるよ。
零、朝食なにがいい?」
睦をまたベビーベッドに寝かせると、メリーのトレーニングが再開した。
キッチンに立つをじっと見る。
間違いなくはここにいる。
ちゃんと、僕の傍にいてくれている。