第20章 強盗(2) ※
「ナカに…出すと思った。」
「そうするつもりだったけど……
二人の時間が欲しいって前に言ってたのを思い出してやめた。
、後ろ向きに寝て。」
「う…うん…」
「ん?めずらしく素直だな。全然足りない?」
「ちがっ…違う!変なこと言わないでっ!」
「おい、変ってなんだ。もまだ欲しそうにしてただろ。あんなエロい顔で舐めておいて。」
そう言うと、もう面倒だというように強制的に後ろを向かせ、腰を持ち上げてぐっと押し込んだ。
「はぁ、ぁあんっ…!」
やっぱり感触がすごい…。
入れただけでビリビリと全身に快感が走り、軽くイッたような感覚になった。
「ふぁ…、ぁ…零ぃ…っ」
気持ちよすぎて、蕩けたような甘すぎる声が出た。
「っ…イッたのか?ナカが…、はっ、はぁ…、なんて声、出すんだ…」
気持ちよさに耐えながら、後ろを振り向き、零の顔を見る。
すごい…少し苦しそうに気持ちよさに耐える顔がとんでもなく色っぽい。
見ただけで身体が疼いた。
「くっ…、締めるなっ!あまり、耐えられないぞ…!」
「やぁっ!やだ、まだ…っ」
「ははっ。やっぱり足りないんだな?
何度でもイッて。今度はがもう嫌って言うまで続けるから。」
──
─
ずっと優しくし続けてくれていた反動がすごかった……
「零……自由に、楽しめた…?」
「あぁ、楽しめた。くくっ。ごめん、の希望通り優しくしたいけど、やっぱり自由にもしたい。」
「うん、だよね…楽しそうだった…」
「シャワー行こう。動けるか?」
「今は無理…もう寝たい…。」
「駄目だ。体ベタベタだろ。」
「んー…少し寝てから、行く…」
「……、寝かせてあげたいけど、ごめん、の体に僕が出したものの匂いが…───」
「わぁぁぁ!!!言わなくていい!入る!!」
零はくすくす笑い、抱きかかえてお風呂まで運び、隅々まで私の体を洗ってくれた。
優しくしてくれたあとの零は、すこしだけ揶揄うような意地悪をするけど、
自由に大満足したあとの零は、すごく甘やかしてくれる。
どちらにしても、甘い零を味わえるなら、もうどちらでもいいかも知れない……。
【強盗】
fin.