• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

ずっと前から (降谷零/R18)

第17章 愛しつづけるよ ※


「分かった。ごめん。だいぶ苦しくなってたね。こんなの知りたくないだろうと思って、言わない方がいいかと思ったの。でも零は隠される方が嫌だもんね。
勘違いじゃなければ普通に言い寄られたと思う。なぜかギュッとされたし。
だから、“さっき『君が幸せなら、それでいい』って言ってたでしょ?”って言い放った。」

「待て待て。誤魔化そうとしたわりに自白が潔すぎて驚く。一気に言うな。少しは言いにくそうにしろ。追及されてから小出しにするとかあるだろ。
それより、ギュッとされたってなんだ?擬音で曖昧にするな。まさか、抱きしめられたのか!?」

「うん、擬音無しならそういう表現になるね。大丈夫、すぐ離れたよ。それに幸福感もなかったから、やっぱり零にしか私の幸せは生み出せないんだよ。
さっきのもすごく幸せが溢れて溺れそうだった。本当にすごかった。」

「ん、そうか?それはよかった。そこは分かった。それよりどういう状況でそうなったんだ。」

「状況?立ってたら腕をこう引き寄せられて、たぶんここを…こういう感じかな?咄嗟だったし、さすがFBIと言うべきなのか素早くてちょっとわかんないけど。」

「……違う。体術の話はしてない。あとFBIを褒めるな。こっちもそのくらいの動きは……いや、違う。そんなことはどうでもいい。」

「ん、そうだよね。私が震えてたからギュッって落ち着かせる感じ。
零の方が動きは早いと思うよ?
私いつも零に取り押さえられてるから間違いないよ。逃げられないし隙もなくてされるがままだもん。」

「それは悪い。逃げようとされるとつい反応して取り押さえてしまうから…──いや、この話はいい。
はぁ…、もう何の話してるんだ僕は。
赤井に抱きしめられるなんて何してるって言いたいだけなんだが。」

「だよねー…、私の動きで赤井さんを回避できる見込みある?」

「…………全くない。は隙しかない。なんかもう怒る気力が減る。」



/ 442ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp