第13章 探るな危険
「んー…じゃあ、甘やかしてあげるのは?
“事件続きで大変だったね”って抱きしめてあげてラブラブな空気にしちゃえば、その流れで新一くんから愛してるよって言ってくれるかも!」
園子「わぁ!もしかしてそれって!」
そう言って園子ちゃんは透さんを見た。
「は…? えっ!!? いゃぁぁあ!!やめて!違うの!違うから!!例えばの話!!」
透「ふふっ。なるほど、僕がベタ惚れになってしまうさんのテクニックはそれでしたか。」
「待って!?してないよね!?否定して!!」
透「うーん、思い当たることがけっこう……」
「ないよ!!!」
園子「わぁー!私も真さんに……!」
蘭「……甘やかしてあげる、かぁ。」
もう無理だ。この場からさっさと逃げよう。
「えっと… 私そろそろ行こうかな。来週のために水着も買いたいし。」
透「さん、僕ももうすぐ終わるので一緒に行きましょう。少し待っててください。」
「え? いや、だから買い物してから帰るので……」
透「はい。聞こえてますよ。ふふっ。」
えぇぇ…透さんがいると選びにくいな。
いろいろ言われて自分がいいと思ったのは買えない予感がする…!
でももう引いてくれないよねぇ。
「……わかりました。一緒にいきましょう。」
*
ポアロを出て、二人で車に乗り込んだ。
「どこに行けばいい?東都デパートか、杯戸ショッピングモールあたりか?」
「うん。じゃあ東都デパートにお願いできる?」
「了解。」
「ありがとう。付き添ってもらっても暇だと思うのに、ほんとにいいの?」
「あぁ。近くで待ってるよ。」
おおっ!?口出す気なさそう!!
面積がどうとか、紐がすぐ取れそうとか、腰を冷やすとどうこうとか言いそうなのに!!
勝手に零のこと、こういう人だと決め付けて考えたらだめだなぁ…。
ちょっと反省。