第6章 ライバル出現
車の中、皆それぞれ車に乗る度に「あれ?太ちゃんは?」って聞く。
それ勇斗君にも聞かれた。
今日は、朝から太智君は、私と一緒の仕事だって皆、知ってるから車に居ないのは不思議なんだろう。
「今日は、何かYouTube撮りパスだって」
って皆にそれぞれ説明した。
柔君「太ちゃん、何かあったの?」
「それが分からなくて困ってるの」
舜太君「太ちゃんが職場放棄するなんてなぁ。」
「多分だけど私に怒ってるっぽくて私が、何かしちゃったみたいなんだけど全く身に覚えがないの」
あっ、ダメだ。
またさっきの太智君を思い出して涙が溢れて来た。
運転してるのに前が涙で歪んで見えた。
危険だから端に寄せて停めた。
仁人君「ちゃん?どした?」
「ごめんね。何でもないよ(泣)」
柔君「何でもない訳ないじゃんか。」
柔君が後ろの席から私の顔を覗く。
「太智君が・・・」
柔君「太ちゃんがどうしたん?」
「松永花蓮ちゃんと今からご飯行くって大事なYouTube撮りの仕事を放棄してまで。私、太智君の気持ちが、よく分からないよ(泣)」
4人「・・・」
勇斗君が泣いてる私の手をそっと握ってくれた。
「勇斗・・・君(泣)」
勇斗君「・・・太ちゃんは、ちゃんに対してそんな態度取るんだ。俺は、そんな悲しい顔、ちゃんには絶対させない。」
「勇斗君・・・ありがとう」
勇斗君が頭を撫で撫でしてくれたら落ち着いた。
今日は、沢山勇斗君に助けてもらってる。
勇斗君が居てくれて本当に良かったとさえ思ってしまう。
皆にこれ以上、心配かけたらダメだと思って涙を拭き運転を再開した。
舜太君「ちゃん!無理しやんといてな」
「うん、大丈夫。皆、ありがとう。」