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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第33章 【第二十八話後R18】灯籠の下、すべてを暴いて



やがて。
全身から、ふっと力が抜ける。


ティファはそのまま、ラビの逞しい胸元へ身体を預けた。


ハァ、ハァ、と。
静まり返った室内に、二人の荒い呼吸だけが重なっている。


「……っ、はぁ……」

ティファは彼の肩口へ顔を埋めた。


頬のすぐ下で。
激しく波打つ胸板と、速い鼓動が伝わってくる。

灯籠の火が、静かに揺れていた。



ラビも、すぐには動かなかった。


まだ深く繋がったまま。
ティファの細い身体を、腕の中へ包み込んでいる。

先ほどまであれほど激しく求めていたのが嘘みたいに。


今はただ。
壊れ物を抱くように、優しかった。


「……ティファ」

掠れた声。

「ん……」

返事をすると。
背中を撫でる掌へ、少しだけ力が込められた。


それから。

――ぬるり、と。
ゆっくりと身体が離れていく。


「あ……っ」

急に空いた内側が、名残を惜しむようにきゅっと疼いた。


ティファが小さく震えると、ラビはすぐに腰を抱き寄せる。
そのまま二人で布団へ倒れ込んだ。


離れるどころか。
今度は正面から、ぴったりと抱き締め直される。


「……っ、はぁ、本当に、っすげぇ、可愛かった」

「……」

耳元へ落ちた低い声に、また頬が熱くなる。


ラビは額へ。

目元へ。
火照った頬へ。

何度も、短い口付けを落としていった。


その翠の瞳には、まだ熱の名残があった。


けれど今は。

それ以上に、ティファがここにいることを確かめるみたいな、柔らかな色が滲んでいた。
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