• テキストサイズ

【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第21章 【第二十話】残り香は、まだ熱い


ラビは小さく肩を竦めた。

そして。


「ほら」

右肩へ響かないよう慎重に腕を回し、私を抱き上げる。


「っ……!」

食堂がまた沸いた。


ラビは鬱陶しそうに眉を寄せながらも、抱える腕は驚くほど優しい。

私はぼんやりした頭のまま、彼の胸元へ頬を預けた。


心臓の音が聞こえる。
やけに速い。


「……ティファ、行くぞ」

「ん……」

鼓動が近過ぎて、胸が妙に落ち着かなかった。

/ 1033ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp