第26章 狂おしき愛の追想曲
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が小学校4年の秋。病気になったということで数週間入院をした。
その間、僕はおろか、両親も面会できなかった。
ついた病名が「特発性性欲亢進症」。治る宛のない、不治の病。
この世には神はいないと悟った。
こんなに美しい、可愛い、愛らしい、素晴らしい、不世出の、輝かしい、二つとない・・・ええと他に褒め言葉は・・・まあ、とにかく、言葉が見つからなくなるほどの麗しい人間に対して、こんな仕打ちはない。
僕はショックのあまり、たっぷり1ヶ月は部屋から出ることができなかった。
この時、僕が部屋を出られたのは使命感に駆られたに過ぎない。ある時、天から声がした。
「響、お前、こんなところで悲しんでいる場合か?
を救えるのは誰だ?」
僕だ
「を汚れた暴漢の手から守れるのは誰だ?」
僕だ!
「を悲しい運命から守れるのは、一体誰だ!?」
ぼ・・・僕だぁー!!!!
そうだ、何をしているんだ、僕は。僕がこうして閉じこもっている間に、が発情して汚らわしい男共に何かをされたらどうするんだ!?
それに気づき、僕はようやく外の世界に出ることができた。
手にはナイフを持った。そう、を汚すやつは・・・何人たりとも、許せない!
24時間、365日、の周辺をガードし、近づくゴミムシを抹殺するのが僕の使命だと、天から与えられた僕の命の意味だと悟ったのだ。
ところが、神は、さらなる試練を僕らに課した。
僕が身辺を警護しているとき運悪くは発情してしまった。しかし、それをあろうことか、あろうことか・・・・陽太とかいうクソチビが、せ・・・あああ!口にするのもおぞましい!!!『☓☓☓』をして、収めたのだ。
一瞬で世界が暗転した。
人間はショックを受けると目の前が真っ赤に染まり怒りに打ち震えるが、それを超えると頭のブレーカーが落ちるらしい。
その事実を認知した後3日間、僕は常世と現世の間をさまようことになる。
夢の中、常世が僕を安寧に誘っていた。
「響・・・もうよくやった。お前は可愛い可愛い妹であるのためによく戦った。だからもう、眠っていいよ」