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彼女はボクに発情しない

第13章 組曲:夏の夜の願い ”異榻同夢”


偶然と装って、手を触れてみようかしら・・・。
ドキドキしながら、ちょっと道が狭くて手が当たっちゃった・・・という風で手を触れてみたが、の方からものすごい勢いでバッと手を引かれてしまった。

やっぱダメか。調子に乗んなと怒られる前にやめよう。
がっかり・・・。

正殿の前についた。お賽銭を入れて、ガラガラを鳴らす(本坪鈴と言うらしい)。二礼、二拍手、ここでお祈り。

神様、の『発情』がなくなりますように。
が幸せになりますように。
が本当に好きな人と結ばれますように。

あ、もしも叶うなら・・・。

『がボクのことを、好きになってくれますように』

ちょっと贅沢すぎて人には言えないなと思いながら、強く願った。

そして、最後にもう一礼。

横を見ると、まだは手を合わせて真剣に祈っている。ここは縁結びの神社だ。まさかと思うけど、誰か好きな人が・・・?まあ、いたら、いたで・・・いいんだけど・・・いいけどさ・・・。

お参りが終わると良い時間だ。祭り囃子がひときわ大きくなる。
そろそろ、コンテストの時間だ。
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