【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第16章 海×陸
ぱらり。
資料をめくる音だけが静かな職員室に響く。
五条は頬杖をつきながら、潮の評価シートへ視線を落としていた。
そこにはびっしりと書き込まれた考察や仮説。
水質による出力差。
形成速度。
呪力伝達効率。
今後の検証項目。
余白を埋めるように並んだ文字列を眺めながら、五条が小さく笑った。
「相変わらずこういうの得意だね~」
「そうですか?」
私はマグカップへ口をつける。
「うんうん、僕の見る目があったってことだね☆」
はは、っと半分呆れながらに愛想笑いをするともう1つの資料に目を落とす。
「そんなことよりっ。」
トントンと、資料を指先でつつく
「鈴ちゃん。」
「あー…」
五条は資料を見る前から微妙な反応をする。
「正直、彼女は呪術師には向いてないよね」
ハッキリと感想を述べる五条。
「ちゃんはどう思う?」
「うーん。そうだね~…。」
そういいながら自分の仮説に目を通す。
■術式概要(現状認識)
・感知型術式
・視界共有(ジャック)型
・対象の視界情報をリアルタイムで取得可能
■視界ジャックの条件
持続時間:不明(呪力量依存の可能性)
有効範囲:不明(距離依存 or 呪力波及型の可能性)
到達条件:対象との接触経験の有無は不明
仮説-1
呪力量が多いほど「同時接続数・持続時間」が増加する可能性あり
■対象制限
人間:可否不明(観測上は可能)
動物:可否不明(未確認)
呪霊:未確認
仮説-2
“視界”という概念を持つ存在に限定される可能性
■ジャックされた側の認知
自覚の有無:不明
違和感の検知:不明
抵抗可否:未検証
仮説-3
対象は“見られている感覚”を持たない可能性が高い
■同時接続数
不明
複数対象の同時観測は未確認
仮説-4
同時接続は呪力量に比例するが、情報過多による処理能力限界が存在する可能性
■戦闘適性
体術:△
攻撃能力:×
防御能力:×
情報支援:◎
消極的傾向あり(戦闘行動への心理的抵抗)