【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第14章 年の瀬
――そして。
風呂上がり。
髪を乾かしながら寝室へ戻った私は、ふと足を止めた。
「あれ?」
部屋を見回す。
確か。
ここには。
布団が二組敷かれていたはずだ。
私は瞬きを繰り返した。
一回。
二回。
三回。
何度見ても変わらない。
布団が。
一組しかない。
「…………」
沈黙。
長い沈黙。
そして。
「五条さん」
「んー?」
隣でのんきにタオルを肩へ掛けていた本人へ声を掛ける。
「布団が一個しかありません」
「ほんとだ」
「えっと~・・・」
「減ってるね」
「そう…ですね、減ってますね」
「不思議だなぁ」
「まさか…」
私は確信していた。
犯人はこの屋敷の人たちである。
間違いない。
すると五条は布団を見て。
私を見て。
再び布団を見た。
そして口元を緩める。
「ま、せっかくだし?」
「もうすぐ年越しだし?」
「関係ないです…」
「家族サービス?」
「それは奥様にするものです…」
まぁ、いいじゃん!と楽しそうな五条。
「何もしないから!」
絶対に信用してはいけない言葉のトップ3に入る言葉。
だが、寝る場所もないし、致し方なく五条に背を向けて布団に入る。
「約束ですからね」
返すと、五条は肩を震わせながら笑い始めた。
その笑い声を聞きながら、ゆっくりと目を閉じる。
暗くなる部屋。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
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「ちょっと!!!!」
「これくらいいいじゃーーん!」
「だめですっ!!!」
「ケチ!」
「ふんっ」
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