第13章 おと ボレアス
(友もライアーで弾きながら歌っていたな。この人間か歌う曲は違うが)
サクッ··サクッ··
ぐいぐい
「クゥーー···」
「おや?君は初めて見る毛色だね(白と青の毛色)」
すん
(ヴァルベリーの匂いがする)
なでなで
「わぁ毛並み綺麗、柔らかい··ひんやりする気持ちいい」
ぐいぐい
(魔人だからな)
「わぁ、大きいね。あなたもしかしてアンドリアスさん?」
「····!」
我は気づかないうちに本来の姿になっていた
だがこやつは怖がらず、変わらず撫でている
「人間我を恐れぬか」
「こわいですよ」
こつん
「····」
「だけど、こうして撫でさせてくれるのに怖いとかありませんよ」