第2章 プロローグ〜始まり〜
Sideトリト
りおんと暮らし始めてから数ヶ月…季節は3月、春になった。
これまでにいろいろな事があった。
まずは、新しい仲間…イブリスとアルテミスとの出会い、それからみんなで運動会の練習、あとは、りおんの友達のアカリとエリーゼも本物バトラーになった事。
それから…オレとマヨリが、りおんの"パパとママ"になった事。
事の発端は3ヶ月前…と言うか去年の12月。りおんとイブリスが魔王アラキシュに連れ去られた。
オレとマヨリはりおんとイブリスを救うため、アラキシュの元へ乗り込む。
マヨリ「魔王!りおんとイブリスを返せ!」
アラキシュ「フハハハ!取り返せるものなら、取り返してみよ!」
魔王は容赦の無い、桁違いの強さ。
それでも、負ける訳には行かない。
トリト「強い…!だけど…!」
マヨリ「ここで、負ける訳には!」
アラキシュ「何故立ち向かう。この小娘達の為か?」
マヨリ「当然だ!」
アラキシュ「この小娘達は貴様らのなんだ?」
トリト「え…?」
マヨリ「それは…。」
オレもマヨリも言葉を詰まらす。
りおんはオレ達の大切な存在で…。
アラキシュ「答えられぬか。」
トリト&マヨリ「っ…!」
アラキシュの言葉が強く刺さる。
言葉に出来ない悔しさが込み上げる。
?「そこまでだ、アラキシュ。」
そこへ、りおんと同い年程の女の子を連れたモンスターが現れた。