第44章 オートマータ
「さあ、ここから一枚、一番あなたが惹かれるカードを選んでください。」
「一番・・・惹かれる?」
「ここがいちばん大事なところです。自分の心に嘘をつかないで・・・そして・・・」
次のユメノの言葉に、私はドキリとした。
「今までみたいに、抑えつけたりしないで・・・ね?」
ハッとして、カードに落としていた視線をユメノに向ける。ユメノの目が、三日月のような形に歪んでいた。
抑えつけ・・・って?
そんな事をした覚えはない。今まで私は自分を偽ってきたなんてこともないし、自分を抑えてきた、なんてこともない。・・・でも・・・。
心臓がドキドキした。いつの間にか口が乾いているのがわかった。
「自分が一番したいこと・・・選んでくださいね?」
その言葉に促されるように、私は、一枚のカードを選んでいた。