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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第3章 ノーマルトリガー





大学の帰り。

カノンは月見らに付き合い、お茶していた。
他愛のない雑談から始まり。
話は、ボーダーの各隊員について。

橘高は先日、カノンと一緒に居た時に、
三輪が露骨に無視したことを話す。


「蓮さん。流石にあれは酷いと思うのだけど」


月見は三輪隊のオペレーターだ。
隊長とはいえ、年下なのだから。
少しくらい意見できるでしょ、と。


「私が言ったとして。彼の気分を害すだけよ」


でも、という橘高を止め。
カノンは全然構わないと口にした。


「それで、少しでも気が紛れるなら」


きっと、苦悩しているはずだから。
他人がどうこう言っていいことじゃない。



「あなたは、本当に……」



月見は。
彼が負の感情を落とし込むことが出来たなら。
必ず、それまでのことを謝るはずだと言った。


橘高も、それを聞き。
そうなるといいわね、と。








ふたりと別れ、歩いていると。
スーパーの店先に、見慣れた人物の姿。
京介だった。


「カノンさん」


何してるの?
バイトです。
カゴを片している最中であった。


「少し待ってて貰えませんか」


よくわからないまま。
10分弱、待っていると。
京介が裏から走ってきた。


「すみません」


遅くなって、と謝られ。
それよりどうかしたのか、と聞く。


「もう夜遅いですから。送ります」


退勤時間だったらしい。
ああ、それで。
急いで来たようすだった。
かなり申し訳なく思う。


「そんな、いいのに」
「駄目ですよ」


言い切られ、
それ以上言うのも。
お言葉に甘えることに。



歩いていると、車がすぐ横を通り過ぎ。
腕をぐい、と引かれる。


「危ないですよ」


車道側は俺が歩くのでこっちに。
言われるまま、移動する。





そのあと。
小南や、遊真の話で盛り上がり。
気が付けば本部へ到着していた。



「ありがとう」
「おやすみなさい」



京介が見えなくなるまで、手を振る。
いい子だなあ、としみじみ思い。
部屋へ戻った。






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