第4章 番外編/独白1独白2【ロシナンテ】
【ロシナンテ/独白1】※セリフのみ
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《AnotherStory》闇夜の太陽/番外編
01/06話:1(1/2)/1P┃1200字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
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おれはずっと、一人の女が頭から離れない。
例えその姿を目にすることがなくても、だ。
なにもしていない時に気づけば頭も心も自然と当たり前ェみたいに彼女のことを想ってる。だから13年の長ェ間に少しも逢うことができなくてもこの思いが薄れることは全くなかった。
顔も、声も、笑顔や泣き顔も、この腕で抱きしめたぬくもりも、一切忘れることはない。
「……すっかり…惚れたんだな……━━━…」
そんな女に逢いたくないワケがねェ。
本当はずっとずっと会いたかった。
嬉しそうに笑っておれを呼んで欲しかった。
笑顔を見つめたかった。
抱きしめたい、キスをしたい………いくつ、眠れない夜を過ごしたのだろうか。
「……愛してる……」
だからまた逢える時まで決めてたことがある。
【絶対死なねェ】
【逢ったら、もう離さねェ】
懸命に『そのタメにはなにが必要か』を考えて実行に移した。全てがあいつにつながっていると思うとなにも苦ではなくて、なんでもすることができた。
なにかでおれに『もしも』があっても、色々な物を残せるように手を打ってるから大丈夫。
あと気をつけていたのは[アンチエイジング]に関すること。聞いた話だと、あいつは年を取らねェらしいからな。今はおれとちょうどいい年の頃合いだけど13年後にはきっとローと似合う年齢だろ。
ローも絶対に生き抜くから、年頃の若ェ奴らと〈そういう意味〉で戦わなきゃいけねェ可能性はある。
だもんで『色んな意味』で衰えるワケにはいかねェだろう。
(健気…だよな、おれ…)
新たな自分を色々と感じながら、なんとか13年を無事に生き抜いた。