第13章 推しと好き(爆豪勝己)
「あぁぅっ!……んぅ……っ……」
2度目でも慣れない、お腹を圧迫されるようなこの感じ。
苦しい、けれどどこか心が満たされる。
それはきっと、相手が好きなひとだからだと思う。
私は、爆豪くんに触れたくて右手を宙に浮かせた。
するとその手をぎゅっと握られて、肩に誘導される。
「しっかり掴まっとけ」
そう言われた瞬間、激しくされるのかもと思ったけれどゆっくりとギリギリまで男根が抜かれて、ずんっと膣内に戻って来るのを何度かされると、じわじわと快感がせり上がってくる。
「あ!やぁっ……は……」
……ゆっくりされるの、なんかじれったい……
もっと、激しく優しく犯して欲しい。
そんな私の思いを見透かしたのか、急に爆豪くんの腰の動きが速くなって、がくがくと身体が揺さぶられる。
「や、あ、あぁっ、いきなり……はやい……っ!」
肩を掴んでいた手に力が入ってしまって、痛かったのか爆豪くんは眉間に少し皺を寄せた。
「っ、ごめ……」
肩から手を離そうとすると、ぐっと肩に押し返されて律動がさらに速くなっていく。
「あ、あ、あっ、だめ、そんな……っ、はげし、よぉ……!」
「っは、こんなん、激しくも何とも、っ、ねぇよ……っ」
これが激しくないと言われたら、どこからが激しいになるんだろうか。
分からない。
分からないけど、激しさの中に優しさがチラ見えしてくるもんだから、私の脳味噌はドロドロに溶かされてただただ彼から与えられる気持ち良さに溺れるしかなかった。
ホントに、ズルいひと。
こんな、普段誰にも見せないようなギャップを隠し持ってるなんて……
けど、今爆豪くんのこんな顔見てるのは私だけみたいだ。
それが、なんだか嬉しい。
「はぁっ……く……繭莉っ……」
「ばくご、くん、も、わたし……!」
また、あの感じがやってくる。
絶頂の予感を感じて、私は腕を彼の首に回してぎゅっとしがみついた。
「あっ、あ、もう、だめ……っ、んんぅ……っ……!」
「……っう……」
絶頂を迎えて、じんわりと温かくなったお互いの身体。
抱き合うと、充足感で満たされて心まで温かく解れていくような気がした。
なんだか、幸せ。
学校の理科室でこんな事しといてなんだけど、そう思ってしまった。