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君の隣で眠らせて【チェンソーマン連作短編】

第4章 夜明けがくる前に…【早川アキ夢・後編】



唇を離し、額を合わせるようにしてルルの瞳を見つめる。

『…先輩……嬉しい…』

ルルは幸せそうに微笑むと、アキの首筋に腕を回した。
再び重なる唇。角度を変えて啄み、キスは次第に深くなっていく。

求め合うままに舌を絡めながら、アキはもどかしい気持ちで上着を脱ぎ、ネクタイを外した。
ルルの背中に腕を回し、ファスナーを下ろしてワンピースを脱がせると、下着姿になったルルをベッドに押し倒し、覆い被さるようにして再び深く口付ける。

「…ハァ……ハァ……ルル…」

キスは頬を通り、耳たぶから首筋へと降りていく
これまでに見たことのないアキの欲情した姿に、ルルの中の快感は増幅し、呼吸が乱れた。

「…お前の全てを…俺にくれ…」

そう言ってルルの胸元に顔を埋めたアキは、独占欲の印を肌に残した。

『…ん……あげるよ、全部…』

アキの腕の中で目を閉じたルルは、愛する人から求められる喜びに身を委ねた…


⭐︎




ベッドの上で想いを伝え合った後、2人は心地よい気だるさに包まれながら互いの鼓動を感じていた。

初めてを捧げてくれたルルを腕の中に包み込んで、愛おしそうに髪を撫でていたアキがポツリと口を開く。

「…夜明けがくる前に、街を出よう」

ルルは小さく頷くと、顔を上げた。

『ちょっと、シャワー浴びてきます』
「じゃあ、その間仮眠をとっていてもいいか?出たら起こしてくれ」
『わかりました』

ベッドに肘をついて身体を起こし、アキの頬に軽くキスをして、ルルはバスルームへと向かった。


シャワーを浴び、タオルで髪を拭いている時、携帯電話が震えた。

液晶画面に表示されたのは登録していない番号だった。
けれどルルはその数字の列を見てハッと息を飲んだ。

震えをおさえるように通話ボタンを押すと、抑揚のないマキマの声がした。

「…任務は順調かな?」



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