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【鬼滅の刃】彩りの恋(R18)短編集

第2章 若草色の恋(不死川実弥)



翌日も相澤は休み時間、外を眺めてはぼんやりとしていた。


勉強に集中しないのでは困る。のだが…

どの席にいても、結局相澤は窓の外を眺めているし、成績は落ちていない。

授業中はしっかりと集中して聞いているし、なんなら俺の数学はクラスで一番よくできる。


わからん奴…


結局今は窓際の席に落ち着いている。


「雫ー、お昼食べよう。」

友人関係も良好だ。イジメも受けていない。
少々マイペースで天然…それくらいの受け取り方なのかもしれない。


それから一ヶ月に何回かのペースで…

「相澤さん…っ、ちょっといいかな?」

ヒュー、冷やかしの中で相澤を呼び出す他クラスの生徒。


告白っていつの時代も変わらんものなのか…


「若いねぇ…」

俺は職員室に向かい、昼食をとった。


「不死川先生!歴史のテストの採点が終わったので、念の為報告しておきます!今回は、◯◯が少し成績が落ちていました。
◯◯は…」

一歳年下の煉󠄁獄がテスト結果の報告をしてくれた。
声がやたらデカいので初めは面食らったが、裏表のない気持ちのいい奴で気に入っている。


「それから…やはり相澤はよくできますね!毎回彼女がトップです。才色兼備とはこのことなのですかね。」

ハッハッハ、と笑う煉󠄁獄。



まぁ…不思議ちゃんだがな…



昼食を終え、教科指導教室に行く途中、空き教室から声が聞こえてきた。

「俺は…結構本気でさ…
相澤に今気持ちがなくても気にしない。付き合っている中で徐々に知ってくれたらいいし…」



いいねぇ、少年。食い下がれ、食い下がれ。



面白可笑しくそんな風に考えていると…


『私は…不死川先生以外好きになる事はないから。
ごめんね…』





……………は?




「えっ…ちょっと待ってよ。不死川先生って、しなっちゃん?相澤さん、しなっちゃんが好きなの!?」
 
『うん…不死川先生は、前世からの恋人なの。』





ちょ………待て待て待て…何言ってるんだ、テメェは…
勝手な事言ってんなよな。


怒りで拳を握ると、ふと我に返った。



もしかしてこれは…相澤の作戦か…?

ヤベェ奴だと思わせて断るっていう。




いや、だとしても俺はどうなる。
色々考えても出ていくわけにはいかないので、とりあえず職員室に引き返した。
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