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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識



side 冨岡






胡「やーっと見つけましたよ、冨岡さん?」

「…。」






柱合会議にて
柱稽古が実施される事が決まったようだが

柱に相応しくない俺は稽古に参加する意思がなかった為
警備以外では外出する事もせず
屋敷内に留まり、1人で修行に明け暮れていた。




そして今…、



屋敷の道場で瞑想を繰り返していると
蟲柱の胡蝶が断りもなしに上がり込んできていた。





「…何か用か?」




大方、稽古に参加しろと説得をしに来たのだと思ったが…



俺の元に歩みを進めて来る胡蝶の表情は
いつもの作り笑いとは異なり
無表情だが、とてつもなく怒っているのが読み取れるものだった。






「さんとの関係…、
終わらせてしまったようですね?」

「っ…、から聞いたのか…」

「いいえ?
直接聞いた訳ではありませんが
甘露寺さんに伝えているのを立ち聞きしまして。」

「…そうか。」





自分からに別れを告げたと言うのに
胡蝶の口から彼女の名前が出ただけで
心臓の鼓動が大きくなるのが分かった。



最後に会ったあの日から
のことを考えなかった日はなく…、

好きだという気持ちも全く消えていない。




本当は、終わらせたくなど無かった……。



だが俺には
大切な人を守る資格がない…。


きっと俺には
一生を守り続けることなど出来ないはずだ…。



姉や錆兎の時と同じように
もしが俺より先に命を落としてしまったら
俺はきっと耐えられない…。



そうなるのが怖くて、を手放したんだ…。







「柱稽古に参加もせず、1人で何をされているんですか?」

「…お前には関係ない。」

「確かにそうですね。
稽古の事で私が何を言っても
あなたの耳には届かないでしょう。でも…




さんを傷付けた貴方を
私はどうしても許せません。」


「…。」





真っ直ぐに俺を見据える胡蝶の雰囲気から
俺に対しての怒りが伝わってくる…。


胡蝶はと暮らしを共にしていて
家族同然に思っている為
アイツを苦しめた俺の事を許せないのは当然だろう。


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