第34章 久しぶりの再会
そして少し待てばあちらこちらから人は集まってくる。
「いた!」
「おー、ミキちゃん。元気そうだな!」
「まぁね、あんたも。」
「ミキさん!」
「雅ー!!元気そうじゃないか!」
「ん、おかげさまで!ユニオンに行っても赤なんだね!」
「そりゃもちろん!新条のカラーだからさ!それよりも加賀とインディ行ってるんだろ?どう?」
「ん、この間初戦あったよ、ね!」
「あぁ。」
「ふーん、で結果は?」
「俺に聞くかぁ?」
「他に誰に聞くってのよ」
「ま、それなりにな。」
「それがね?城がノーマーク過ぎて面白かった」
「……ノーマークって…」
「インディ復活してもブリードじゃないからって…」
「本名で走ってんの?」
「あぁ。」
「なるほどねぇ、そりゃノーマークにもなるか!」
「ここにいたのか、ミキ」
「あ、新条!」
「……へ?」
「ん?どうかした?」
「今…新条さん…ミキって…?」
「あ、…ッッそれは…まぁ、そういう流れで…」
「へぇ?流れ…ねぇ?」
加賀も茶化す様に新条の肩に腕を回した。その時、雅と加賀の指にそれぞれ填まる指輪にミキは気付き、雅にそろそろと近づいた。
「…ねぇ雅?もしかして…その…」
「ん?何?」
「そのさ、加賀と…結婚した?」
「ひゃぇあ?!!」
思いがけない声を上げた雅に加賀と新条も二人の方に視線を送る。
「どうかしたか?」
「ううん!!なんでもない!なさ過ぎて困る!」
「どういう意味だ。」
「ほんっとなんもない!」
そう言ってミキの手を引く雅。
「…なんで…?!」
「なんでって…加賀と雅の左手…」
「…あ…これ…びっくりした…」
「びっくりしたのはこっちだよ!あんな声出して…」