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Winner【サイバーフォーミュラ・加賀】

第34章 久しぶりの再会


二人の間にアンリがやってくれば下から加賀を見上げてきた。

「いちゃつかないでくれる?ここで」
「わりぃな」
「ア、アンリ?別にいちゃついてるわけじゃない…よ?」
「ふぅん…」

くすっと笑えば加賀はハヤトの元に向かっていった。

「…たく、ホントに…」
「何?」
「今は?インディでやれてるの?」
「この間初戦終わった所」
「へぇ」
「……ん?」
「何?」
「あ、なんでもない」
「結果なら聞かなくてもわかる」
「え?…っと」
「あの加賀が、この間終わったレースで?1位じゃなかったらココ、来ないでしょ」
「…クスクス」
「何がおかしいワケ?」
「ううん、本当によく知ってるなぁって思って…」
「うるさいよ、本当に」
「でもその通り。城、ポールからの1位で終わった。」
「…あー、聞きたくない情報」
「そうでも無いんじゃない?」
「てかさ…」

そういえば雅の顔をじっと見てアンリは話し出す。

「…いつからその呼び方な訳、前まで君付けだったじゃないか」
「あー、えっと…こっち来てから?」
「ハァ…たく…」

ハヤトのアタックが始まる時だ。アンリは現状でも4位。

「…速すぎるじゃないか…皆…」
「アンリ?」
「僕だって…もっと速くなりたいのに…」
「クス…」

ハヤトがアタックに出たことで加賀も二人の元にやってくる。アンリの言葉を聞いた時、加賀は小さく笑った。

「何がおかしいんだよ」
「別に、おかしくて笑ったんじゃねぇよ。」
「…どうせあんたにはわかんない事かもしれないけど…」
「いや?解るぜ?」
「何がだよ」
「少なくともハヤトは速いんじゃねぇよ。『強い』んだ」
「……ッッ」
「強いから、負けることがねぇ。だからそれを皆速いっていう。それだけだ。」
「そんなの…」
「俺だって、腐ってた時はあるさ。大丈夫だ。そこ抜けたらお前も速くなる。」

そう言って笑いかけた時、すぐ後ろをハヤトのマシンが走っていく。
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