第12章 期末テスト
しばらくすると、爆豪が声をかけた。
爆「おい、起きろ」
「んん……」
が起きるといつも片目を隠すように覆っている厚い前髪が、少しだけピョンと跳ねていた。
爆豪は思わずフッと笑う。
「…」
はまだ眠いのか少しぼーっとしているようだった。
爆「勉強しにきてんだろ。起きろ。眠いなら家で寝やがれ」
爆豪はそれだけ言うと図書室を出ていった。
「あ…!寝過ぎた…」
は頭の霧が晴れると我に帰った。
すぐにノートに視線を移すと、そこには計算方法や覚え方。
間違えてる箇所の指摘など、さまざまなことが書き込まれていた。
「もしかして爆豪くん…」
は爆豪が何かを書いている姿を見たような気がしたが、今は思い出すことをやめ、曖昧なままにしておくことにした。
「ありがとう、爆豪くん」
しかしそれでも、お礼を呟かずにはいられなかった。
そしてまた時は過ぎ、授業終わりに相澤がみんなに話し始めた。
相「よし、授業はここまでにする。期末テストまで残すところ1週間だが、お前らちゃんと勉強してるんだろうな?当然知ってるだろうが、テストは筆記だけでなく演習もある。頭と体を同時に鍛えておけ。以上だ」
相澤は教室を出た。
(まずい…!学力の方にばかり気を取られ、演習の対策何もしてない…!)
は不安な気持ちに駆られるのであった。