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【OP】天涯海角│ドンキホーテ妹

第3章 〈一般人編┃10話完結〉子供時代


〈第2章 │02/10話〉【02 準備と変化】2/2P
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そんな毎日を送りつつ、窓際で船の操縦に関する本を読んでいたらパパが深刻な顔をしながらこちらへ来る。

「どうしたの?まさか…」

食い入るように身を乗り出すと、あわてて両手を振って「違う違う」と否定してくれた。


「いや、実は……そろそろなにかしら働いた方がいいのではないかな。人々の話を聞くと[お父さん]と言うのは働くのがふつうだろう?」

「あ…………」

「妻や子供の労働状況はその家庭で違うみたいだが、いくらうちに[私も働かなくていい程の財産]があるとしてもだ。精神や肉体に問題がなくて、妻や子がいる成人した男性が仕事をしていないのは周りと違うし『それが可能』だと言っているんだから、安全面にも関わる」

「ぱ、パパ…」

原作と明らかに違うのは、家族みんなが危機感を持って、自ら『周りの人と同じ』になろうとしていることだ。それはもう日常的に。

(元々、頭も心も悪くない人達だから、方向性や切っ掛けを与えれば、どんどんいい方に進んで行くんだなぁ)

自然と『人と同じじゃないと浮くトコロと人と違わないといけないトコロ』が分かるようになってきてるんだからスゴいんだと思われる。



「うん。そのあたりのこともかんがえてはいたんだけれど、なにかやりたいことあるの?おしごとするのパパなんだから、すきなことできるのがいいよね!」

「あー………今な、他島から来る荷物や手紙を仕分けて配達する仕事に誘われてるんだ。給金は少ないが『私でも覚えればできることだ』と思う。しかも同じ人にそんなに会わないし、ある程度は色々学ぶこともできる環境だ」

「すごいねパパ!まずは『まいにちはたらきにいく』とか『いろんなひととかるくあう』のがだいじだもんね」

執筆日〔2024,05,10〕
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