第8章 二人で一緒に
悟さんの言葉に私は真っ赤になって、自分の顔を隠した。
「そ、そうだよ!好きだよ!私のキスで好きって勘違いするんじゃなくて、私を好きでいて欲しいの!」
ヤケクソでそう叫んでやった。
「えー、なにそれー、可愛すぎない?」
キュンキュンしちゃうなんて、悟さんはふざけながらもわたしを包み込むように抱きしめてくれた。
「僕のどこが好き?強いとこ?優しいとこ?」
「だから、顔だってば!」
前と同じように私が叫ぶと、期待した通りの答えだったのか、悟さんは声を上げて笑ってくれた。
「僕は顔はまぁ、どっちでもいいかなー。」
すりすりと私の頭は頬擦りしながら、悟さんは私を抱きしめる腕の力を強めた。
「僕はは柔らかいところとおっぱいデカいところだな。」
「体目当てじゃん!」
「あっはは!顔目当てのとお互い様じゃーん。」
私は悟さんに包まれながら、ぽそっと小さい声で悟さんのことを考えながら話した。
「さ…悟さんは、子供っぽいけど生徒思いのところとか、適当だけどちゃんと未来のこととか考えて何か、こう…導こうとしてるとことか…。バカっぽいけど、実は頭いいとことか…。」
「悪口言ってるの?褒めてるの?」
「…ん、わかんない。全部好き。」
そう言って悟さんの腕に頬を寄せた。
「はい、抱きまーす。もう止めませーん。止まりませーん。」
「なんでっ、今その流れじゃなかったよね?」
「いや?その流れじゃん。僕今ときめいちゃった。」
ベッドの上で悟さんの足の間で抱きしめられてる私はもぞもぞと出ようとしたけど、無駄に長い手足のせいで無理そうだ。
「何度も言ってるじゃん。もう我慢出来ないって。」
そう言って悟さんは私を布団に押しつぶすように押し倒した。